沖縄野菜のウンチク5

鉄瓶・錆び鉄

2008年03月28日 14:13

アダン
 タコノキ科の植物で確か?マングロープと同じ仲間と記憶しています。沖縄の自然な海岸に防風林・防砂林として広く分布する常緑の木で高さ3~5メートルになります。幹の下の方からタコの足のように支柱根が伸びるます。葉は硬くて細長く葉先が尖り刺があります。
古くからこの葉は民具や帽子に使われたいます。食材としてのアダンはこの葉の若芽をアク抜きし、和え物や炒め物にしてたべます。
果実は球形で黄赤色に熟します。皆さんも内地からの友人等に「あの実がパイナップルです」とからかったりすることがあると思います。この熟したアダンの実をヤシガニなどが餌としています。
琉球王朝時代にはこのアダンの若芽の料理を神事や接待の時に用いたようです。
 和名・阿檀  効用として中国では果実を乾燥させたものを煎じて、糖尿病や内臓器機能低下寺に用いているようです。また、煎じた液で皮膚病の患部を洗うこともあるようです。
宮古島ではウンギ・石垣ではアダニ・奄美では沖縄と一緒でアダン      
  西大八重子「沖縄野菜の本」より
  私の店でもこのアダンを使った料理をメニューに載せています