沖縄野菜のウンチク(番号をつけるのはやめます)
ミズイモ・(水芋:テンナンショウ科)
通称ターンム・ターウム・タイモ・宮古ではターム
熱帯アジア各地で栽培されているサトイモの種類の多年生作物です。高温多湿の気候に適しており、沖縄への伝来は明らかではないが、18世紀初めのころから栽培されていたようです。方言名のターンムは田に植える芋というところから来ている。水田や、湿地帯で簡単に栽培でき、条件のいいところでは野生化株の群落が見られる。この芋の流通携帯は、イモの品質を確認するため、生産者がイモを蒸して澱粉含有率量や繊維質、風味等を検査してから出荷するので、生イモの流通はほとんどない。最近は外国産冷凍イモが輸入されているが、県産品より味、香り、粘り、色などが劣るようです。県内では宜野湾市や金武町が主な産地です。
親イモを取り囲むように小芋がつくので、子孫繁栄の縁起物として祝膳料理につかわれ、また各地の冠婚葬祭用の伝統料理の食材として受け継がれています。昔は「ドゥルワカシー」と呼ばれる料理は那覇、首里の一部の料理名であったようです。
宜野湾市大山産の物は特に「ウヤマー」と呼ばれ珍重されている。
「沖縄の伝統野菜等と食材」 より
久茂地の「
ままや」では「ドルテン」(ドゥルワカシーの天ぷら)としてメニューに揚がっています。
2個で600円大変好評です。