沖縄島野菜のウンチク
フーチバー・和名 よもぎ/蓬
宮古島では
ヤツーウサ・石垣では
ヤタフツイ・奄美では
フチ
代表的な薬草。
沖縄ではフーチバージューシーやヒージャー汁の具として良く知られている。
葉の裏面に白い細かな毛が密生している。
小さな花がつける。お灸に使う「もぐさ」は葉の毛や腺毛から作られる。
ビタミンAやカリウム等を 含んでいます。
薬効として「あらゆる病に灸すると良い。
煎じて飲めば、吐血、下痢、婦人の漏血を止め陰気を
利し、子を儲けしめる」と言われています。
腰の痛みや、神経痛、風邪の引き始めに
葉を乾燥させて煎じて服用すると良いようです。
また、腹痛には青汁にして飲むと効き目があると言われています。
旬は春ですが、市場には通年入荷します。
西大八重子「沖縄野菜の本」より
「
ままや」では山羊の刺身に利用しています。