沖縄の季節と料理

鉄瓶・錆び鉄

2016年06月30日 14:26

 暫くぶりに書く事になりますが、6月は本当に雨が多く、当店の庭も一時池のようになりました。
この店に移って、自分でもイイナと思う事は、外の気配が店内で感じられるという事です。
お陰さまで、もう移転7周年になりました。
久茂地の店から引き続き、来店下さるお馴染みのお客様も多くいらっしゃいますが、
やはり近くの久茂地交差点付近はビジネス街ですね、
新たなお客様はご近所の会社関係の方が増えました。
同時にこれまでも定期的に来県される本土のお客様と、皆様のご紹介の方々も多く成りました。
大変有難く感謝しています

 
 さて、先月に引き続き沖縄の行事や料理の話を「松本嘉代子」先生の資料をもとに
夏の季節にふさわしい話を書きます。
もう7月です。7日は七夕です、この日は24節気の「小暑」いよいよ本格的な
暑さになります。先週は「サバニ帆漕レース」が座間味島から那覇港沖まで
夏至南風に乗って約4時間~6時間の暑さの中で行われました。


サバニレースのポスター

夏は何と言っても「ゴーヤー」が代表的な野菜ですが「ナーベーラー」もその一つです。
「苦菜」「キュウリ」等も夏野菜です。冬に収穫してある「冬瓜」も食する事が多々あります


 
「冬瓜」

「ごーやー」は代表的なチャンプルーにしたり、ンブシー・なまし・てんぷら等に加えて
細かくスライスしてサラダの具にしたり、漬物にしたりする所もあるようです。
夏を乗り切る最高の野菜です。


 
「ご存知ゴーヤー」

「ナーベーラー」は次の全国メジャーデビューの食材としても価値があると思っています。
茹でて味噌和えや、ドゥ汁に豆腐や豚肉を加えンブシーも良い。 


 
「ナーベーラー・へちま」
   
ウンチェー葉も夏の野菜である。島ごぼうも春から夏の食材である。
初夏に取れたアーサの乾燥したものを戻して小さく切った島豆腐の入ったアーサ汁は
夏負けの時などの食欲増進にもなる。


 
「グルクン」



 
「キビナゴ」

グルクンや飛び魚それにキビナゴ等も夏の魚です。
7月22日は「大暑」もうしばらく暑い夏は続きます。この頃は沖縄の野菜系食材の
少ない時期ですが、皆様も料理のジャンルにとらわれずに色々工夫して
新たなメニューに挑戦してみて下さい。

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