› 男の独白 › 2008年03月
2008年03月28日
沖縄野菜のウンチク5
アダン
タコノキ科の植物で確か?マングロープと同じ仲間と記憶しています。沖縄の自然な海岸に防風林・防砂林として広く分布する常緑の木で高さ3~5メートルになります。幹の下の方からタコの足のように支柱根が伸びるます。葉は硬くて細長く葉先が尖り刺があります。
古くからこの葉は民具や帽子に使われたいます。食材としてのアダンはこの葉の若芽をアク抜きし、和え物や炒め物にしてたべます。
果実は球形で黄赤色に熟します。皆さんも内地からの友人等に「あの実がパイナップルです」とからかったりすることがあると思います。この熟したアダンの実をヤシガニなどが餌としています。
琉球王朝時代にはこのアダンの若芽の料理を神事や接待の時に用いたようです。
和名・阿檀 効用として中国では果実を乾燥させたものを煎じて、糖尿病や内臓器機能低下寺に用いているようです。また、煎じた液で皮膚病の患部を洗うこともあるようです。
宮古島ではウンギ・石垣ではアダニ・奄美では沖縄と一緒でアダン
西大八重子「沖縄野菜の本」より
私の店でもこのアダンを使った料理をメニューに載せています
タコノキ科の植物で確か?マングロープと同じ仲間と記憶しています。沖縄の自然な海岸に防風林・防砂林として広く分布する常緑の木で高さ3~5メートルになります。幹の下の方からタコの足のように支柱根が伸びるます。葉は硬くて細長く葉先が尖り刺があります。
古くからこの葉は民具や帽子に使われたいます。食材としてのアダンはこの葉の若芽をアク抜きし、和え物や炒め物にしてたべます。
果実は球形で黄赤色に熟します。皆さんも内地からの友人等に「あの実がパイナップルです」とからかったりすることがあると思います。この熟したアダンの実をヤシガニなどが餌としています。
琉球王朝時代にはこのアダンの若芽の料理を神事や接待の時に用いたようです。
和名・阿檀 効用として中国では果実を乾燥させたものを煎じて、糖尿病や内臓器機能低下寺に用いているようです。また、煎じた液で皮膚病の患部を洗うこともあるようです。
宮古島ではウンギ・石垣ではアダニ・奄美では沖縄と一緒でアダン
西大八重子「沖縄野菜の本」より
私の店でもこのアダンを使った料理をメニューに載せています
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14:13
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2008年03月19日
沖縄野菜のウンチク4
チンクヮー
いわゆるカボチャの総称です。つる性の一年草で、現在ではセイヨウカボチャが主流となっているようです。原産地は北アメリカ南部から中央アメリカといわれています。黄色い花をつけます。冬至にカボチャを食べる風習があり健康によいものとされてきました。炭水化物やビタミンA・Cなどを含みます。種を乾燥させ粉末にして服用し、回虫等の駆除に用いることがあるようです。
果実の部分は神経の疲れに良いと言われています。 宮古ではナンク・ナンカ。奄美ではトーチブル・与那国ではナルカと呼ばれています。ウリ科に属し、和名を西洋南瓜。旬は年二回種まきの時期によりますが、6~8月と1~2月です。
西大八重子「沖縄野菜の本」より
いわゆるカボチャの総称です。つる性の一年草で、現在ではセイヨウカボチャが主流となっているようです。原産地は北アメリカ南部から中央アメリカといわれています。黄色い花をつけます。冬至にカボチャを食べる風習があり健康によいものとされてきました。炭水化物やビタミンA・Cなどを含みます。種を乾燥させ粉末にして服用し、回虫等の駆除に用いることがあるようです。
果実の部分は神経の疲れに良いと言われています。 宮古ではナンク・ナンカ。奄美ではトーチブル・与那国ではナルカと呼ばれています。ウリ科に属し、和名を西洋南瓜。旬は年二回種まきの時期によりますが、6~8月と1~2月です。
西大八重子「沖縄野菜の本」より
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13:26
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2008年03月18日
沖縄野菜のウンチク3
ハンダマ
キク科の多年草で沖縄や南九州で野菜として栽培されています。特徴的なその葉は表が濃い緑で、裏側が紫色です。花は橙黄色です。和名を「水前寺菜」といいます。よく似た野菜に金沢あたりの「金時草」があります。
ここ沖縄ではその成分に鉄分が多く含まれていることもあり、古くから「血の薬」といわれています。古くから伝えられている資料に「観音菜」という記載があり「肝臓の不足を補い、久しく食べれば血気を利し身を軽くし不老長寿の要薬である・・・」とあるようです。昔から中国との交流がありましたから、中国からの伝承も考えられます。
旬は、春から初夏ですが通年入手可能です。宮古島ではパルダマ・石垣ではパンダマ・奄美ではハンダマと呼ばれているようです。 西大八重子「沖縄野菜の本」より
キク科の多年草で沖縄や南九州で野菜として栽培されています。特徴的なその葉は表が濃い緑で、裏側が紫色です。花は橙黄色です。和名を「水前寺菜」といいます。よく似た野菜に金沢あたりの「金時草」があります。
ここ沖縄ではその成分に鉄分が多く含まれていることもあり、古くから「血の薬」といわれています。古くから伝えられている資料に「観音菜」という記載があり「肝臓の不足を補い、久しく食べれば血気を利し身を軽くし不老長寿の要薬である・・・」とあるようです。昔から中国との交流がありましたから、中国からの伝承も考えられます。
旬は、春から初夏ですが通年入手可能です。宮古島ではパルダマ・石垣ではパンダマ・奄美ではハンダマと呼ばれているようです。 西大八重子「沖縄野菜の本」より
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14:38
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2008年03月11日
沖縄食材のウンチク 2
ナーベーラー
いわゆるヘチマである。漢字で「糸瓜」と書きウリ科に属する。沖縄の夏の野菜として、なくてはならない暑さしのぎの野菜である。食べるのは熟する前の若い果実で、長さ30センチほどの少しずんぐりとしたものが好まれ、県内南部で広く栽培されています。黄色い花が咲き、完熟した果実は繊維が多く垢すりなどに使われる。効用として風邪の咳止めや痰切りに「ヘチマ水」を飲むと好いとあります。本島ではナーベーラーと呼びますが、宮古島ではナビャーラ、奄美ではナビラ・イトウイ、与論ではナブラと呼ばれているようです。
私の店にいらっしゃるお客様の庭に出来るナーベーラーは、長さ1メートル以上にもなり、やや細めのこのナーベーラーは普通のものより甘さがあり、繊維質もあまり感じず大変に美味しいナーベーラーです。夏になると何本か頂きメニューに出ることがあります。たぶん南方の国が原産ではないでしょうか。
いわゆるヘチマである。漢字で「糸瓜」と書きウリ科に属する。沖縄の夏の野菜として、なくてはならない暑さしのぎの野菜である。食べるのは熟する前の若い果実で、長さ30センチほどの少しずんぐりとしたものが好まれ、県内南部で広く栽培されています。黄色い花が咲き、完熟した果実は繊維が多く垢すりなどに使われる。効用として風邪の咳止めや痰切りに「ヘチマ水」を飲むと好いとあります。本島ではナーベーラーと呼びますが、宮古島ではナビャーラ、奄美ではナビラ・イトウイ、与論ではナブラと呼ばれているようです。
私の店にいらっしゃるお客様の庭に出来るナーベーラーは、長さ1メートル以上にもなり、やや細めのこのナーベーラーは普通のものより甘さがあり、繊維質もあまり感じず大変に美味しいナーベーラーです。夏になると何本か頂きメニューに出ることがあります。たぶん南方の国が原産ではないでしょうか。
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13:13
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