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2011年04月06日

震災被害にあった船は・・・・・・

この度の震災と津波によって陸に挙げられた船や、沈没した船の数は
2万隻以上にも成るようですが、その多くは廃船となることでしょう。
特に陸上に打ち上げられて移動できない大型の鉄鋼船はその殆どが
その場で解体されスクラップとして再利用される運命にあると思います。
しかし、船に艤装されているディーゼルエンジンや、あらゆる電子機器類、
機械や冷蔵冷凍設備は取り外され整備することで再利用が可能な機器と
出来ない機器があると思いますが、船体も鉄鋼船やFRP船とで修理可能な船と
解体せざるを得ない船とに分類するにしても、大変な期間と大量の艤装品が
必要となります。
同時にプレジャーボート等はモデル毎に建造したメーカーにその型枠が残っていたら
同じ船を建造することは割と容易ですが、鉄鋼船や大型の漁船は、
ほとんどが漁の形態によって船型が異なるためオーダーメイドで建造されるのです設計図が残っていたとしても、FRP船の場合は船の型枠から一隻ごとに制作する事になり
膨大な時間と費用が掛かることが予想されます。
震災被害にあった船は・・・・・・


震災被害にあった船は・・・・・・


場合によっては近隣の韓国や台湾の造船所等にも建造を依頼しないと、国内の造船所だけでは
元の隻数に成るまで数年掛かるかもしれません。
まして鉄鋼船に至っては、解体・建造まで一隻2年掛かる船もあるでしょう。
被害を受けた漁船の造船所も多々あったと思いますので、その復興再開も
大変気になるところです。



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Posted by 鉄瓶・錆び鉄 at 18:42│Comments(0)ヨットと帆船と私
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