2011年05月26日
「松山御殿の日々」に見るアブシバレーの料理

旧暦4月中頃ちょうど今頃(今日は旧暦4月24日)に先日も書きましたが
「アブシバレー」と云う農民の行事が有りますが、尚順男爵の松山御殿でも
この行事の料理をつくり仏壇にお供えしていたようです。
この本によると以下のように書かれています。

「ポーポーとチンピンを作って仏壇にお供えしました。
ポーポーの中に入れる脂味噌は、豚肉を煮たものを細かく切ってすり鉢で
よく擂り、白味噌を混ぜ、砂糖を加えて程よい味をつくる。
冷やそうめんのつけ汁と同じ味の汁でいただく。
チンピンは、粉を入れる前にまず黒糖を溶いて、それに粉をまぜ、
しばらく寝かせてから薄焼卵の要領で焼き上げる。
父はつけ汁に辛子を溶いて食べていました。父が工夫した食べ方なのか
もともとそういう食べ方なのか、わかりません」
伝統的なポーポーは実に素朴な味です。
久茂地の琉球料理「美栄」のコース料理に出てきます。
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Posted by 鉄瓶・錆び鉄 at 14:11│Comments(0)
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